メガバンク銀行 昭和的サービスの行方
3大メガバンクの大量リストラ*1が話題になっていますが、
そりゃーその大量リストラも行うでしょーよ!
っていう場面を直接自分が実感した体験についてです。
( ̄ω ̄;)
(*1 2017年11月、みずほフィナンシャルグループは26年度末までに1万9000人の従業員を削減すると発表。三菱UFJフィナンシャルグループは9500人分、三井住友フィナンシャルグループは4000人分の業務量を将来的に削減予定と発表。業務の削減量は3行合計で3万2500人分となる見込み。)
今日は海外渡航の際に必要な書類関係の取得のため
日本で長年使用しているメガバンクMUの支店へ行って来ました。
残高証明書の発行を目的に来ましたが、
本人確認してさっとプリントアウトして完了するのかと思いきや、この時代なんとビックリなシステムで、予想外の複雑な手続きになりました。
ここで銀行員と話をしていて衝撃的だったのが、
-これがICT時代のサービスなのか?
-ネットバンクやFintechフィンテック*2のICTを活用した多々サービスが次々開発されているなか、どんだけ昭和なシステムを続けているのか?
Σ(゜ロ゜;)!!
と驚いた数々のことです。
(*2 「ICTを駆使した革新的(innovative)、あるいは破壊的(disruptive)な金融商品・サービスの潮流」、電子決済、インターネットバンク、仮想通貨など)
今の時代にそぐわない、ビックリシステムの数々。
① 残高証明書発行には数日かかります。
と言われました。
散々議論してお願いしたところ、結果的に言うと当日の今日出して頂くことができましたが、「本当は当日発行はできないのですが、今回特別ということで・・」と。
本日対応して頂けたのは非常に助かりありがたかったです。
どうもありがとうざいました。
しかし、印刷に数日かかるのはサービスとしておかしい。
私のデータはコンピュータの中にあり、その証明書とは銀行の所定の用紙に印刷して銀行の印を押せばいいだけ。
5分あればできますよね???
なぜ数日かける必要が??
w(゜o゜)w
海外の銀行では、キャッシュカードで暗唱番号を入れ料金を支払ったら印刷してくれ2分もかかりませんでした。
メガバンクよ、何をそんなに複雑にする必要がある?
それだけ無駄な作業、書類仕事、確認作業、人員が関わっているということでしょう。
そりゃあIT化・AI化してリストラする、効率化を図る、ってなりますよね。
もっと簡単に利用できるサービスにしなければ、お客さんはどんどんイーバンクに流れることでしょう。
② 本人確認には届け「印鑑」が必要。
「印鑑」がなければ手続きできない、という事実。
海外にしばらくいたので「印鑑」という存在自体忘れていました。
確認しなかった私も悪いのですが・・
でも!ちょと待ってください。
なぜ本人が直接銀行に来て目の前にいるのに、
免許証という公的機関が住民票を元に発行する写真付き身分証明書を持っているのに、これだけだと本人確認にはならず、手続きを行えない??
百均でも買える’モノ’としての「印鑑」が「本人確認」として必要=上記よりも信用度が高く重要、となっている事実。
え。。おかしいでしょ。
(屮゜Д゜)屮
本人目の前にいるし、住民票を元にした写真付き身分証明書持っているのに?
登録済み印鑑がないとできない、と言われ、もちろん持ってませんでした。
そこで言われたのが、その辺のお店で「新たな印鑑」を買って来てそれを「新たな届け印鑑」として再登録し、その印鑑をもって本人確認・手続きができます、とのこと。
Σ (´Д`ノ)ノ えええー
ええと、、450円で新たなもの買って来ましたが
これ何か意味があるのでしょうか。。?
運転免許証よりも、今その辺のお店で買った450円の印鑑の方が信用度が高いと・・?
信じられません。。w(゜o゜)w
本人である確認なら拇印や指紋認証、サインの方がよっぽど、誰でも購入可能な印鑑よりも信用度・信憑性があるのでは?
本人確認としての昔からあるこの印鑑システムどうにかしてほしいです。
印鑑紛失届け申請書、印鑑変更届け申請書、住所変更届け申請書、
などなど、
ここで既に色んな書類へ記入、捺印。
すべて紙ベースです。
( ゜o゜!)
海外の私が使っていた銀行では、窓口で銀行員さんがコンピュータシステムに記入しデータ上でその場で更新。
全てシステムで管理していました。
いちいいち「●●申請書」なんて必要ないです。
③ インターネットのマイページ上では住所を書き換えすぐできるが、窓口だと住所を証明する書類が必要、という矛盾。
え、どうゆうことでしょうかこの矛盾。
w(゜o゜)w
まず、私は2018年春まで海外に数年おりました。
以前に送金する際にランダムな番号をその都度手続き用パスワードとして使用する「乱数表カード」というものが海外で使えるようにする為、登録の住所を海外のものにしました。
海外在住中、何度か引っ越ししたためその登録した住所の証明書が今手元に入手できません。
しかし、聞くところによるとインターネットバンキングのマイページのサイトからはすぐに新たな住所を記入・変更できるとのこと。
しかし、
「今窓口に来た際には、届け出『印鑑』を登録する(上記②の為)には、日本に住所がないとだめです。もし日本に帰国しているなら海外の住所から日本の住所へまず登録を変更します。その為には登録してある海外の住所の証明書が必要です。お持ちですか?」と。
あのー。。先ほどマイページからは証明書なくても住所の記載・登録変更可能、とおしゃってましたよね?
矛盾を指摘すると、奥へ行き戻って来た際には変更手続き書類に記入し、印鑑を押せば今ここで変更可能だ、とのこと。
んー、、納得できない。
ネットのマイページ上からはそもそも変更申請書や印鑑なんて必要ないのにです。
矛盾しているし、これこそ無駄な書類仕事・・
( ̄□ ̄;)!!
④ 「乱数表カード」システムは7月15日に終了します。
ワンタイムパスワード機を使ってください、ただし日本でしか使えません。
今まではカードに番号が記載されている乱数表で、その都度のワンタイムパスワードを使用していました。
この乱数表カード式を廃止し、ワンタイムパスワードが表示されるデジタル機器が送金などの手続きに必要だそうです。
それは知っていますが、これは「日本国内」でしか使用できません。
海外にいたらワンタイムパスワードはこの機器に表示・配信されず、よってオンライン上で送金などの手続きもできません。
それではインターネットバンキングの意味がない。
乱数表を海外で使用できるようにするには
乱数表使用の申請書、海外住所変更届け申請書が必要とのこと。
( ̄д ̄)
先ほど海外から日本への住所登録変更届にサイン・捺印したばかりですが、
この度再度海外渡航予定なので、上記の書類にて再度日本→海外の住所変更手続きをしました。
申請書の書類です。また。
インターネツトバンキングのマイページからは申請書も印鑑も不要で変更出来るのに。
んーー・・
とても無駄な手続き、無駄な書類仕事、って思ってしまいます。
サービス廃止予定の乱数表カードの使用に申請書が必要、とかおかしくないですか?
もともとあるサービスなのに。
廃止予定なのにそれを今後も使用できる、ってのもおかしな話。。
( ゚д゚)
⑤ 残高証明書の発行は、記載の為替通貨が円以外は数日かかります。
①ですでに証明書発行には数日かかる、けど交渉の結果本日発行できる、となった後に言われたのがこれ。
ええと? (゚∇゚ ;)
残高証明の金額を円ではなくドルやユーロで表示する場合は、
私がもともと口座を開設した支店に申請書類を「郵送」→その本支店で書類発行→ここの支店へ「返送」しなければいけない、なので数日かかります、と。
ちなみに今日来た支店は地元に近い支店で、口座開設した支店とは遠い別の支店です。
こんな簡単なことを紙ベースで、しかも郵送で行わないといけないとは。
円から他の通貨に記載するなんて、為替レートを計算機にかければすぐに出るのに・・なぜ。
何か事情があってのことなのでしょうが、
利用客である私には全く理解不能です。。
( ̄O ̄;)
そんなの待っていられないので円建てのまま本日中に残高証明書を出していただきました。
たったその紙ペラ一枚を印刷する為に
どれだけの書類が出てきて、申請書に記入・捺印し、手続きをしなければいけなかったのしょうか。。
行員さんとしても時間と労力の無駄使いですよね。。
ちなみにその沢山の記入済み申請書などはPDF化などでデータで残すのではなく、紙のまま保存します、とのことでした。
これまたびっくりです。
(´⊙ω⊙`)
・・・・・
長くなりましたが、そんな「???」満載の経験でした。
仕事にペーパーレス化が進めれらて大分経つ世の中ですが、
伝統の堅物の塊みたいなメガバンクはやはり組織体質やサービスを時代の変化と共にスピード感を持って変えて行く、ということが難しいのが良く分かりました。
ようやく業務の効率化などICT化・AI化に動き出して、今後出てくる大量に不要な業務や行員と大量リストラ。。
もっとうまく出来ないことでしょうか。
で、結論・・・
本日の体験により、
海外にいる間は、メインで使用する日本の銀行はインターネットバンク(楽天銀行とか)にしよう。
と思いました。
メガバンクでも近い将来もっと使いやすく簡素化されたサービスになっていることを期待します。
(最近は各種サービスでICTの導入が進むにつれ色んな手数料を取るようになって来ているのも気になります。。ಠ_ಠ )
カフェで作業して気づいたら
あっという間に夜になってました。
('◉⌓◉’)